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海に行く

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今日は贔屓にしている穴水の蕎麦屋さんに行ってみた。
穴水も大きな被害があった地域で心配だったのだ。
店に着き周りの人様子を窺っていると、女将さんと大将が裏から出てきた。
どうやら工事関係者か復興ボランティアが来たのかと思ったらしい。
私は金沢から来たこと、以前からちょくちょく食べに来ていた事を告げると、申し訳なさそうに謝ってきた。
古民家の外観に大きな損傷は見られなかったら、天井や壁が落ちたらしい。
よく見ると瓦の一部も落ちている。
ようやく水が出るようになったものの、まだ飲食に使用できる許可が出ないらしい。
工事のお願いもしているが、いつになったら自分たちに順番が回ってくるかもわからないという。
私は二人に怪我がなくて良かった。また食べにくるので頑張ってください。としか言えず、そのまま店を後にした。
女将は勝手口から私の車が見えなくなるまで頭を下げていた。
またきっと、食べに行きますね。

穴水を後にして、奥能登から羽咋を経由し、宝達志水町の「志お食堂」さんでいつものオムライスを頂いた。
相変わらず店内は、地元のお年寄りが何人も集い話に花を咲かせているが、時折地震の話題になる。

東日本大震災の後、津波が怖くて好きな江ノ島や鎌倉から足が遠退いていたことがあった。
今回の地震では、市内にも大津波警報が出て避難した人も多かったので、やっぱり海を見に行くのも避けていた。
オムライスを食べた帰りに「のと里山街道」を走っていると、あまりにも天気が良く海が綺麗に見えるものだから、少しだけ勇気を出して(大袈裟)、いつものお気に入りの海岸に行ってみた。
津波の痕跡も全く見当たらず、キラキラと輝く海だけがそこにあった。

# by kawamutsukun | 2024-02-12 18:05 | GRD(GR) | Trackback | Comments(0)