Slow Photo Life

芝浦

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Elmarit 28mm/2.8





PGIのHPからの引用

三好耕三は1970年代に写真家としてのキャリアをスタートしました。近年は大型カメラを使った作品を多数発表しており、日本国内を旅して撮影した「Somewhere, Sometime 津々浦々」(2007年)や、1998年から撮影している桜のシリーズなどが記憶に新しいところです。
また2010年にはmatch and company, inc.のレーベルM Lightより写真集「ORIGIN」が出版されました。初期作品である「EXPOSURE」「See Saw」から編まれたこの写真集は若い世代からの反響も大きく、今も変わらない「カメラを持って旅をし被写体と出会っては写真に撮る」という、光景とカメラに真摯に対峙する三好耕三の撮影スタイルの原点を改めて認識することとなりました。

「YUBUNE 湯船」は2010年より撮り始めた新作です。2009年に発表した「SAKURA 桜覧」から使い始めた16X20インチの大型カメラを持ち全国の湯船を訪ねたものです。暗室で水に親しむ写真家が水を「湯水のように使う」という表現があるように「津々浦々で容易く浴することができたのであろうか」という思いから旅立ち、撮影に全国を巡りました。

温泉は、千年以上の昔から日々の湯浴みや湯治などに使われてきました。木で作られた湯船、自然の石や岩をそのまま使っているもの、ロマネスク様式で美しく並ぶ湯船など、一口に湯船と言ってもそれぞれの温泉の性質などによって様々な形状をしています。地面より低いところにしつらえられた湯船はいつでも豊富に湯をたたえるための工夫です。
「温泉は自然科学的にして、崇拝の対象」そこでは「老若男女が笑みをたたえ、まさしく裸の付き合いという晴れの姿で集っていた。」
人間の智慧の美しさを凝縮したような湯のあふれる光景を、三好耕三は、人や湯船との出会いを重ね、静かに見つめカメラをセットし撮る、という常のスタイルで写真にしています。
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24×20インチの密着と言っても分かりにくいのですが、8×10(六切)のシートフィルムの短辺三列、長辺二列、全紙大と言えばその大きさがお分かりになるでしょう。
その超大判フィルムで撮られた湯船の密着写真、見応えありました。
by kawamutsukun | 2012-12-27 00:00 | Leica | Trackback | Comments(0)
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