すいとん
王子
----wikiより抜粋----
第二次世界大戦末期から終戦の食糧事情の悪い時期の日本で、主食の米に変わる代用食として「すいとん」という名称の料理が作られた。
という食べ物なのだが、我が家ではけんちん汁に水団粉の団子を入れた具だくさんの汁が出る。
いつだったか、何故この日に水団を食べるのか聞いたことがある。
Wikiのように、戦争中は満足に米が食べられずに、野菜くずや芋を入れた汁に小麦粉を溶いて団子にしたものを主食にしていたそうだ。
では何故、ウチの水団がこんなにも具だくさんなのか?と聞いたら
「一度でいいから旨い水団が食べたくて、戦後しばらくたって贅沢に作って食べたら旨かったから」
と答えが返ってきた。
「戦争で亡くなった方の供養にもなると思って」
とも言っていた。
以来、私のウチでは66年欠かすことなく水団が食卓に上っているそうだ。
by kawamutsukun
| 2011-08-18 00:00
| Leica
|
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Comments(8)
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ash1kg at 2011-08-18 00:51
年に1度の食事であっても、こういう習慣で伝えていけることはたくさんあるでしょうね。
戦争体験者がどんどん少なくなっていく中ではすごく重要なんだと思います。
見習いたいけど、僕には語るべき家族がいなかった!(恥)
戦争体験者がどんどん少なくなっていく中ではすごく重要なんだと思います。
見習いたいけど、僕には語るべき家族がいなかった!(恥)
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muya3094 at 2011-08-18 01:35
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getteng at 2011-08-18 06:53
kawamutsuさん、
広島のgettengです。
故郷大分では幅広の麺が入った「だご汁」が一般的ですが、
福岡大牟田で食った水団は本格的で、専門にやっている店がありました。
初めての人を連れて行くと、みな「懐かしいなあ」でした。
広島のgettengです。
故郷大分では幅広の麺が入った「だご汁」が一般的ですが、
福岡大牟田で食った水団は本格的で、専門にやっている店がありました。
初めての人を連れて行くと、みな「懐かしいなあ」でした。
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kawamutsukun at 2011-08-19 17:38
*ash様
もの心付いた時からの習慣でしたので、全国どこでも同じだと思っていたんですよ。
まるで正月の雑煮みたいな感じに思っていました。
叔父が盆に墓参りに来ると、15日でなくてもすいとんが出ました。
みんなウチで食べるものと決めているようです。
もの心付いた時からの習慣でしたので、全国どこでも同じだと思っていたんですよ。
まるで正月の雑煮みたいな感じに思っていました。
叔父が盆に墓参りに来ると、15日でなくてもすいとんが出ました。
みんなウチで食べるものと決めているようです。
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kawamutsukun at 2011-08-19 17:40
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kawamutsukun at 2011-08-19 17:41
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bw02yoko
at 2011-08-19 20:32
x
最近は「ひもじい」という言葉はきかれませんね。
死語なのでしょう、そのくらい食べることに困らなくなりました。
そのうちに「もったいない」という言葉も死語になるかもしれません。
「さくら新道」の看板でどこだか分かりました。
死語なのでしょう、そのくらい食べることに困らなくなりました。
そのうちに「もったいない」という言葉も死語になるかもしれません。
「さくら新道」の看板でどこだか分かりました。
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kawamutsukun at 2011-08-20 20:38
*yoko様
世界にはまだまだ、そういう思いをしているところがあると言うのに、この国では聞かれなくなりました。
「もったいない」が無くならないように自戒しなくてはいけませんね。
撮影場所は、ハイ、正解です♪
世界にはまだまだ、そういう思いをしているところがあると言うのに、この国では聞かれなくなりました。
「もったいない」が無くならないように自戒しなくてはいけませんね。
撮影場所は、ハイ、正解です♪