Slow Photo Life

木星珠の誘惑

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FED-2/Fuji REALA ACE100 期限とっくに切れ
50mmF2.8/Industar-26M
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35mmF2.8/JUPITER-12
※生のスキャンデータでは色調がメチャメチャでしたのでAutoで調整しています。

今日は中野の冬青からカメラ市開催中の渋谷東横に行こうと思い、朝からそわそわと支度をしていた。
バルナック艦隊の初陣も兼ねての撮影だが適当なFilmがない。仕方なしに期限切れのREALAを詰めた。
最寄りの駅まではインダスターを着ける。意外にもファインダーは見やすいしピントも分かる。
レンズのコーティングは綺麗だし、絞りも円形。ただし、アルミの鏡筒は造りが悪いかな。
シャッターはバシャ!と勢いよく切れるのは良いが、Leicaの「ことり」とは大きな乖離がある。
しかし、このバシャ!というのは意外にも心地よく、どんどんシャッターが切れる。
いつものように西武線の新井薬師前で下車し商店街を歩いて中野を目指す。
ここでレンズをジュピターに変更し、いつものスナップモードに入る。
と、ここで問題点。FEDはMのような単眼のファインダーを採用しているが、50mm使用時でも視野枠がない。
35mmに替えたらどこまで入るのかが全く見当がつかない。50mmなら、まぁこれぐらいだろうと見当は付けたが・・・。
それでもお構いなしにどんどんと撮れちゃうものだから、予定していた最後のカットを冬青下の理髪店でという
目論見が外れ、途中からTMAXになってしまった。

さて、冬青に着いて渡部さんにDMのお礼とあいさつをすると「何を下げてるの?」と話しかけられた。
渡部さんがカメラ好きなのは周知のことであるが、私が飴色の革ケースに入れたままのカメラに興味を示された。
『FEDですよ~。レンズはジュピターです』なんて言いながらカメラをお渡しすると、早速ファインダーを覗いたりレンズを弄ったりしながら、『あまり臭くないね、この革(笑)』『絞りはどこで変えるの?』『意外とピント合わせ易いね』と、とても楽しそう。
このFEDは意外と人を寄せ付ける魅力があるのかも(笑)




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今日は中野のGallery『冬青』に行ってきた。
Twitterでお願いしたDMが自宅に届き、初日の今日ギャラリーへ伺うことができた。
前回お邪魔させて頂いた、郷里の米沢を撮られた「de gasita」の延長とも思えた青森の旅の記録。
その撮影行のきっかけになったのはご友人の「青森の冬は北海道とも他の東北のどことも違う」という言葉だったらしい。
昨年秋から6回に渡って訪れた青森。
米沢出身の渡部さんには、米沢と同じような風景に映ったようだ。

私は新潟に三年半住んでいて、冬を三回越した。
新潟の冬は日本海側の冬の特徴とも言えるような、晴れ間の出ない鉛色の雲が広がる重い冬そのものだったが、一方で私は一晩で1m近く雪が積もっても、心のどこかにわくわくするような気持ちがある「外様」だったことは否定できない事実である。
渡部さんは上京されるまで米沢で育った生粋の東北人であるから、雪深い津軽の冬と郷里の米沢が重なって映ることは想像に難くない。
むしろ、「青森の冬は違う」と話したご友人が青森に仕事で住んだことがあるという、私と同じ「外様」だったからそういう印象を持ったのは私はとても理解できる。

今回の展示で心に残る作品が何点かあったが、その中の一点に『Silent Shadow Aomori satorw』とクレジットされていた。
そのクレジットが今回頂いたDMの宛名に使われていたインクと同じだと気づいて、ちょっと嬉しかった。
作品を一通り拝見した後、Galleryの販売コーナーに目をやると、一冊の写真集が目に留まった。
『午後の最後の日差し アジアの島』
欲しかった写真集だったので迷わず購入すると渡部さんが字を書くそぶりで『入れようか?』と仰ってくれて、『satorw 2011.6.3』と入れてくれた。
その字がDMと同じ青紫のインクだったことがまた嬉しかった。



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渡部さとる写真展
「Silent Shadow Aomori2011」
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【会期】2011年6月3日(金)~6月25日(土)
11:00~19:00
    日曜・月曜・祝日 休館


【会場】ギャラリー冬青
  東京都中野区中央5-18-20
  TEL: 03-3380-7123 FAX: 03-3380-7121 
  E-mail: gallery@tosei-sha.jp
  http://www.tosei-sha.jp
by kawamutsukun | 2011-06-04 00:00 | other | Trackback | Comments(0)
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