Slow Photo Life

夏日

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CL/25mm snapshot-skopar F4
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あぁ、へたへたへたへた!!




昨日の未明に叔父が亡くなった。肝硬変による心不全だった。
危篤の一報を受けて病院へ向かう車の中で、叔父との事を思い出してみた。
正直言って、あまり深く関わったり影響を受けたりした記憶は無い。
でも変な事ばかりが思い浮かぶ。

私の祖父は銀座でテーラーを営む洋服屋だった。
けれど、7人いた子供のうち男兄弟は一人を除き皆が飲食店を経営するという変わった家系だ。
昨日亡くなった叔父もその一人で、大衆食堂の見習いから独立して割烹を営み、最近は居酒屋を経営する傍らイタリアンの店を出すなど、食にこだわって生きてきた。

そういえば、私が生まれて初めて(小学校5・6年?)居酒屋に連れて行ってくれたのはこの叔父だった。
鮎の塩焼きを頼むと・・・
『鮎は頭を箸でこうやって潰してから食べるんだぞ』とか
つぶ貝を頼めば・・・
『楊枝を刺したら殻を持って、回すようにして身を取るんだぞ』なんて教えてくれた。
生まれて初めてカウンターに座って寿司を食べたのも叔父と一緒だった。
あ、叔父が寿司屋をやっていたからですけど(笑)
目の前でうなぎをさばいて蒲焼にしてくれたのも、あわびの刺身を作ってくれたのもこの叔父・・・

自分は洋服屋にならなかったくせに、何処かお洒落心を持っていたなぁ・・・
もう帰ることも無いかと分かっていたのか、病院に着てきた洋服はストライプのボタンダウンのシャツにサスペンダーを着けたブルージーン。頭にはお気に入りのハンチング・・・
まるで散歩にでも出かけるかのような格好で最期のベッドに横たわっていた。

随分とがんばったみたいだね。主治医の先生が言っていたよ。

17年前に危篤の知らせを受けて走った病院と同じ病院。その時に診てくれた先生が主治医になっていたなんて驚いたけど、上手に病気と折り合いをつけてがんばったって。

娘は養女だけど、本当の親子のよう・・・

最期までちゃんと見守ってくれていたよ。良かったね、いい子で。

おやすみ、良くがんばった!

忘れないよ、叔父さんのことは!
by kawamutsukun | 2009-08-29 00:10 | Leica | Trackback | Comments(4)
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Commented by いつも写真少年/shi~ちゃん at 2009-08-29 14:41 x
叔父さんとの思い出に、kawa*6さんが成長していく様子を感じ取ることが出来ます。

そんな蘇る記憶の中に、この写真のような暑い夏があったでしょうか。きっと叔父さん子だったんでしょうね。

ご冥福をお祈りいたします。


Commented by kawamutsukun at 2009-08-30 11:20
*いつも写真少年様
私は幼いころに父と離別していまして、叔父たちにとても可愛がってもらったのです。
この叔父は離れたところに暮らしていましたが、私が祖父母と同居していたので、年に数回の帰省のおりに色んな経験をさせてもらいました。
思い出全部が食べ物絡みといのもこの叔父らしいなぁと思いました。
Commented by iwayan at 2009-08-30 22:24 x
なんだか、とてもいい日記ですね。
読みながら、そう思いました。
Commented by kawamutsukun at 2009-08-31 19:35
*iwayan様
私は親戚の叔父たちに可愛がられてましたので色々と思いでも多いのですが、この叔父との思いではいつも笑いがあったように思います。
この叔父の周りにはいつも人の輪があり笑いがありました。
いい加減でどうしようもないと他の叔父たちは口を揃えて話してましたが、人を楽しませる楽しい人という事は一致してました。