Slow Photo Life

撮る事、見る事、手に入れる事

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Biogon 35mm/F2ZM

tae-ko's choice




プリント・オフの後、写真について色々と考えることがあった。
今回は他人がどんなプリントを作るのか?とういう興味から催された会だったはずだが、
実は自分の写真を客観的に見る良い機会になったのではないだろうか。

宴もたけなわとなり、そろそろお開きという時にデザイナーのIさんが自身のプリントを参加者に「よろしかったらご自由にどうぞ」と
参加者にプレゼントした。「代わりにみなさんのプリントも1枚ずつ頂けませんか?」と続けてからプリントの交換会が始まった。
私のプリントも希望の方の手に渡ったのだが、この時セレクトされたプリントを見て「おや?」と思ったのだ。
この「おや?」というのは色々な意味でのGAPであり、小さな驚きであった。
まず最初にデザイナーI氏が抜き取った写真は、バライタに焼いた江ノ島の写真。
最初の「おや?」は彼が抜いた写真は、私が6-Motion展に展示した6枚の写真の選から外れたもので、ほかには展示に使った写真全てが含まれていた中から選ばれた事だった。
上記の写真はtae-ko嬢が14~5枚のプリントの束から真っ先に抜き出したもので、下北沢で「何気なく」とった、何かのSHOPの店頭のオブジェである。
次の「おや?」は次の瞬間、ash氏もまたこのプリントを希望していたということが分かったことだ。
その後ash氏は江ノ島シリーズの中から1枚を抜き出したが、これは「おや?」ではなく「なるほど」だった。

この場に持参したプリントは展に展示したプリントと、いつか形にできればと焼いてみたワークプリントだったが、選ばれた写真はテーブルに置いた時点で作家の意志から離れて、見る人に選ばれるだけの1枚の写真でしかない。
もらってくださった方はアルバムに貼るのではなく、ピンで壁に留めたり、額に入れないまでも眺めてくれると思う。
ココで感じた「おや?」は私自身が撮影時に感じたことやプリントに込めた感情とは全く無関係に、「飾って眺める」という基準で選ばれたということではないか?
きっと写真展も同じで、写真に少なからず心を動かされることはあっても、それを手に入れようと考えるときには心の動きとは少し違った基準で写真を見るのではなかろうかと。
そりゃそうだよね。いくら良いと感じても、飾って眺めて見るのとは次元が違う話で、その画には作家性なんて不要なのかも知れないのだ。

隊長!!あれって、結構難しいんじゃないかしら・・・?
by kawamutsukun | 2009-04-08 21:08 | Leica | Trackback | Comments(10)
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Commented by tae-ko at 2009-04-08 21:35
このプリントをゲットしたのは大きな収穫でした。(ash氏お先にゴメンね!笑)
そういえば、これは場所はどちらですか?

Commented by kawamutsukun at 2009-04-08 22:35
*tae-ko様
真っ先にお手に取られたので、決めていらしたのかな?と思いました。
横長の写真は全て、35mmで撮った下北沢でのスナップです。
正方形の写真は江ノ島で、グループ展に展示したプリントですが、コチラはいつかまとめたいと思っている下北沢のワークプリントです。
ちょっと小奇麗なSHOPですが、何の店だったかは。。。(笑)
Commented by ash1kg at 2009-04-08 22:58
こんちは。
きっと作品と写真の差でしょう。
作家性はきっとずっと後に付いてくるもんじゃないですかね?
でもこの写真、ほしかったなー(笑)
Commented by bluemagic at 2009-04-09 04:20 x
最初はプリントしてるだけで楽しくても、それを人に見せたり、あげたり、売ったりすることを考えだすと、またずっと深くなりますよね。

ash さんの「作品と写真の差」は、なるほどとうなりました。
あんまり考えちゃいけない気もします。(笑)
Commented by Ekko at 2009-04-09 14:43 x
自分の感覚と、見てくれた方の感覚の違いが
チョイスに現れてて、え?これ?って事が結構ありますよね〜
自分の知らない自分に出会った気がしてなんか驚きと小さな落胆と?(笑)嬉しさが入り乱れます(笑)

・・・私、もらい損ねた・・・ううッ(涙)
Commented by realgraphica at 2009-04-09 23:30 x
あのプリントにはじっくりみてみたいと思わせる何かがあったんです。
「何か」が何かは言葉では上手く言えませんけど(汗)
第一印象とは違う「何か」なのです。
Commented by kawamutsukun at 2009-04-10 00:33
*ash様
きっとそうなんでしょう。たかが写真!と思えば、なんでもないことなんですよね~
Commented by kawamutsukun at 2009-04-10 00:36
*bluemagic様
いや、今まで「差し上げる」とか「売る」という事を考えたことが無かったので、「あげる」=「人が選ぶ」という事を今回認識した次第なんです。
そこで写真というものを改めて考えると、その行為によって全く性格が変わってくる物なのだなと感じたんです。
あまり深く考えないほうが良さそうですネ
Commented by kawamutsukun at 2009-04-10 00:38
*Ekko様
何か心のどこかに引っかかっている写真、ありましたか?
もし、どこかに引っかかっていて「これ!」とすぐに出てくるのでしたらお送りしますよ~
出てくるのか、少し心配ですけど。。。
Commented by kawamutsukun at 2009-04-10 00:43
*real様
いえ、あのカットも私もとても気に入っているのです。
ですので、お持ちしたプリントも何枚も焼いた中のベストのものなんですよ。
あの写真を外した理由は、6枚の構成の中にサーフボードが入ったカットは2枚は不要というかな?と思ったからなのです。
ちなみに、残した1枚はashさんが選ばれた写真でした(笑)